素材（布・パーツ・パッケージなど）は作品に関わるすべてにおいて、著作物性があると思われるイラストや企業のロゴ等がプリント又は刺繍などが施されている場合、商標権又は著作権の侵害となる可能性があると考えられます。

誰もが見て原作を判断できるもの以外の素材デザインで、創作性が感じられない場合は、商標権、著作権の侵害には該当しない可能性があると言えますが、創作性の有無は個人の主観に頼らざる負えないので、必ずしもそれらの権利を侵害することは無いとは言えません。

客観的に商用不可と判断できる素材でもメーカー（著作者）が「営業目的(継続して販売行為を行うことがない)ではない」と判断した事で販売許可が出る可能性もありますが、許可を得た作品でも、当店（実店舗）に出展する事により継続して利益を得る販売行為を行っていると判断できる為、営業目的と判断されてそれらの侵害となる可能性があります。

市販素材において、原作であろうデザインに類似したデザイン素材の場合「商用可能」として販売メーカーが二次創作している場合があります。
この場合は、そのデザインの創作性の有無を判断し権利を侵害することは無いと判断できる際は販売可能と言えます。

個人の主観に頼らざる負えない部分が大きいので、一般的な主観としてベターであり、且つ、自身や他者に疑問を抱かれない程度の素材による創作活動及び販売行為に留めておく事が望ましいと考えられます。

当店で展示販売できるもの出来ないもの

◆展示OK作品
・素材（布・パーツ・パッケージなど）が作品に関わるすべてにおいて、商標権又は著作権の侵害となる可能性が無いもの。
・ライセンスが含まれる作品であってもメーカー（著作者）から継続した利益を得る為の販売許可を得ており、またその証明書類を提出できるもの。
・衣類等使用済み素材のリメイクの場合は必ずご自分が着用した衣類等に限り、作品へ古着である旨を明記されてあるもの。
・当店が展示販売可能と判断したもの。

◆展示NG作品
・OKの逆

●著作物となるもの
基本的に他者が作ったものは、造形・イラスト・写真・文章・等すべてにおいて著作物であると判断できます。
創作性が高いものや世間一般に認知されているものに関しては権利を侵害する恐れが高いです。
創作性が高いデザインの素材を作品に取り入れる際は慎重に行いましょう。
著作者の死後複数年経過したり、著作者が権利を放棄したパブリックドメイン（公共財産）がありますが、こちらに関しては著作権の侵害には当たりません。

以上については当店による独自の判断基準ですので、他店やハンドメイドの販売に関する共通したマニュアルではありません。
ご出展者様が販売可能と判断されても、当店判断で不可と判断した際はご出展はご遠慮いただきますので予めご了承ください。